賃貸物件を選ぶ際、多くの方が理想の住まいを見つけるために熱心に探し続けます。
しかし、住んでから「ああ、ここが問題だったのか…」と後悔するケースも少なくありません。
特に大きな買い物である賃貸物件では、失敗を避けたいという気持ちが強まるものです。
今回は、そのような失敗を防ぐために5つの失敗条件をご紹介します。
この記事を読めば、あなたの物件選びにおいて、見逃しがちなポイントをしっかりと把握できます!
1. 扉付きの洗濯機置き場:見た目と実用性のバランス
扉付きの洗濯機置き場は、一見すると洗濯物を隠せるという利点があり、見た目をスッキリさせる効果があります。
しかし、持っている洗濯機のサイズが合わず、扉が閉まらないというトラブルが発生することがあります。
特に、奥行きのあるドラム式洗濯機を使用している方は、設置場所と洗濯機のサイズをよく確認する必要があります。
(2) 湿気とカビのリスク
扉付きの洗濯機置き場は、密閉された空間であるため、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい環境となることがあります。
換気がしっかりできるかどうか、照明があるかどうかもチェックポイントです。
このような点を考慮して、扉付きの洗濯機置き場が自分にとってメリットになるかどうかを判断しましょう。
2. 最上階で廊下に日差しがない物件:雨の日のストレスを軽減
アパートタイプによく見かけます。特に築年数の古い物件は注視してください。
(1)雨の日の煩わしさに注意
最上階に位置する物件で、廊下に日差しがない場合、雨の日の移動が一苦労です。
共用部分や廊下には、通常、日差しや雨除けが設置されていますが、最上階ではこれがなく、雨に濡れながら部屋に入ることになります。
これはかなりストレスになりますよね。
(2)落ち葉や雪による影響
廊下に面して木がある場合、秋には落ち葉が溜まり、冬には雪が積もるなど、季節による影響も考えられます。
これらが積み重なると、物件の管理状況にも影響を与える可能性があるため、共用部分のメンテナンスがどれだけ行き届いているかも確認することが大切です。
3. こだわりすぎた平米数:実際の使い勝手を見極める
(1)平米数だけではわからない
平米数は賃貸物件選びにおいて重要な指標の一つですが、これにこだわりすぎると失敗につながることがあります。
特に、柱や配管スペースなど、実際には使えない部分が平米数に含まれているため、広さの割に狭く感じることがあるのです。
間取りや家具の配置など、実際の使い勝手を考慮しながら判断することが必要です。
(2)間取りと生活動線の重要性
同じ平米数でも、間取りや部屋の形状によっては、使い勝手が大きく異なります。
例えば、リビングが広く取られている物件は、玄関や廊下が狭く感じられることがあるかもしれません。
そのため、平米数だけでなく、間取り図をよく確認し、生活動線がスムーズに保たれるかどうかを検討することが大切です。
4. バルコニーなし:便利さとプライバシーの両方に影響
これもアパートタイプによく見かけます。
(1)洗濯物はもちろん、日当たりやプライバシーにも注意
バルコニーがない賃貸物件は、第一に「洗濯物が干せない」という不安を抱かせますが、それだけではありません。
実際、バルコニーがないことによって、日当たりが良くなる一方で、夏場には室内が異常に暑くなってしまうことがあります。
さらに、視界が広がるため、外から室内が丸見えになってしまうリスクもあります。
これにより、カーテンを閉めっぱなしにすることが多くなり、せっかくの開放感が損なわれることに繋がります。
(2)災害時の避難経路の確保が難しくなる
バルコニーがないことで災害時の避難経路が制限されることも問題です。
通常、バルコニーは緊急時の避難ルートとして利用されますが、それがないと、代わりに大きな避難用の器具が設置される場合があります。
これが部屋の中で場所を取る上、見た目にも不便さを感じさせる要因となります。
5. キッチンの冷蔵庫スペース:自炊派には重要なチェックポイント
(1)冷蔵庫の大きさと生活スタイルのミスマッチ
キッチンに備え付けられている冷蔵庫のサイズが小さい物件も、失敗の原因となり得ます。
割と新しい物件にはほぼほぼ付いていないことが多いですが、古い物件になるとミニ冷蔵庫が付いている場合があります。
特に、自炊を習慣にしている方にとっては、この点は非常に重要です。
小さな冷蔵庫では、食品のストックが限られてしまい、買い物の回数が増えることで、結果的に自炊が億劫になってしまうことがあります。
(2)逆にメリットになる場合も
一方で、外食が多い方や、お惣菜を買って済ますことが多い方にとっては、小さな冷蔵庫でも十分かもしれません。
その分、キッチン周りのスペースが広く使えたり、家賃が安く抑えられたりするメリットも考えられます。
どちらにしても、自分のライフスタイルに合った冷蔵庫スペースかどうかを見極めることが重要です。
おまけ:内見をしない契約は危険!
(1)現地確認の重要性
最後にお伝えしたいのは、「内見をしないで契約すること」のリスクです。間取り図や写真だけでは、実際の住み心地や細かい部分を把握するのは難しいです。
特に、人気エリアや価格帯が集中する物件は、空き予定が決まりやすく、内見なしでの契約が求められることもありますが、できるだけ現地で確認することをお勧めします。
(2)失敗を防ぐための工夫
どうしても内見ができない場合でも、前述の失敗条件を参考にして、リスクを最小限に抑える努力をしましょう。
また、物件を探す際は、平米数や家賃、間取りにこだわりすぎず、柔軟に考えることが成功のカギとなります。内見が可能な物件から優先して検討し、余裕を持った判断を心がけましょう。
まとめ
物件選びには多くの要素が絡み合い、一つでも失敗すると住んでからの満足度が大きく変わることがあります。
しかし、デメリットを理解し、それをカバーする工夫をすることで、理想の住まいに近づけることも可能です。
今回ご紹介した失敗条件を参考にして、ぜひ納得のいく物件選びを進めてください。
これからも理想の住まい探しを応援しています!