「新居を選ぼうとしたら、西向きの部屋だったけど大丈夫かな」「これから選ぶ物件で後悔しない方法は?」
そのような疑問をお抱えでいませんか?気持ちはわかります。これから物件を選ぶ時に、西向きの部屋があった場合、選んでもいいのか疑問はあるものです。
そこで、西向きの部屋を選んでも後悔しない方法5選を不動産のプロが教えます。この記事では、以下の内容についても説明します。
●西向きの部屋のメリット
●デメリット
●部屋の向きごとの特徴
ぜひ最後までお読みください。
西向きの部屋は本当に良くないのか?
これから住む物件が西向きの部屋なら、本当に良くないのか気になる人は多いです。人気が高いのは南向きの部屋ですし、デメリットがない訳ではありません。
ただ、西向きの部屋の欠点は遮光・断熱系のアイテムさえ用意すれば、大きな問題にはなりません。物件で大切なのは、住み心地の良い間取り・立地・デザインの物件を予算内で選ぶことです。
西向きの部屋のメリット
まず、西向きの部屋のメリットについて説明したいと思います。西向きの部屋を選ぶ時の基準にできます。
主なメリットは以下の3つです。
1.寒い冬に暖かい
2.部屋代が安く住める
3.洗濯物が乾かしやすい
詳しく見ていきましょう。
1.西向きの部屋は寒い冬に暖かい
冬場は日差しが弱くなるため、昼頃までは日が入っても部屋の温度はそれほど上がりません。ただ、午後になると少し日差しが強くなるので、部屋の温度が下がりにくくなり暖房効果がアップします。
日の入りが早い冬ですが、午後の日当たりが良いので心地よく過ごせます。
2.一般的に部屋代が安く住める
西向きの部屋は南向きや東向きに比べて比較的安く住めます。同じ間取りでも価格が安いのは嬉しいことですし、気づいたら売り切れていたことも、南向きなどに比べると少ないです。
何気なく敬遠しがちな西向きの部屋ですが、建物の立地や構造などによって西日の当たり方も変わってきます。つまり、人によっては良い物件の可能性があるのです。
3.冬でも洗濯物が乾かしやすい
冬場は、午前中よりも午後の日差しの方が強くなります。そのため、西日があたる西向きの部屋の方が洗濯物が乾きやすいです。
部屋干しだとしても、東や南からの採光(日光を取り入れる)よりも西からの採光の方が入ります。つまり、部屋干しでも洗濯物に日差しが当たるので、部屋干し臭は少なくなり冬場の洗濯のストレスを軽減できます。
西向きの部屋のデメリット
続いて、西向きの部屋のデメリットも説明したいと思います。
西向きの部屋のデメリットは下記の3つです。
1.西日がまぶしい
2.午前中は寒い
3.日焼けしやすい
それぞれを見て、物件選びの参考にしてください。
1.西日がまぶしくて部屋が暑くなる
西向きの部屋のデメリットは、何といっても強い西日です。夕方の光の角度が浅く、目に突き刺さるように光が飛んでくるので、直視すると目が疲れてしまいます。また、部屋の奥まで夕日が入ってくるので、部屋全体が暑くなるのも問題です。
日本では、夏のあいだ東向きと西向きの部屋に多くの日光が飛んでくるので、夏場カーテンを閉めずに過ごしたり、外出したりするとすぐに熱気が充満してしまいます。西向きの部屋に住む場合は、熱対策が必要です。
2.西向きの部屋は午前中は寒くなりやすい
西向きの部屋は、気温が最も高くなる午後2時頃から日照量が増えていきます。逆にいえば、朝の早い時間帯は光量が少なく、寒くなりやすいです。
冬に関しては朝は寒く、午後は暖かくなりやすいです。冬の朝は積極的に暖房を利用しましょう。また、起きる直前に暖房の電源が入るようにしておくなど、工夫をすれば西向きの部屋でも快適に過ごせます。
3.壁紙や床材が日焼けしやすい
西向きの部屋は日差しが部屋に入るので、それだけ紫外線の量も多くなります。つまり、紫外線が部屋の材質に影響を与えます。長時間紫外線にさらされた室内の壁や床、ソファーや机などの家具は日焼けをするので、気になる方は多いはずです。
絨毯を敷いていれば、日が当たる部分と当たらない部分で色が違ってしまうし、濃い色のカーテンもまだらになってしまいます。
部屋が西向きでも快適に過ごす方法5選
お客様から「部屋が西向きでも快適に過ごせる方法はあるのでしょうか」というお声を頂きます。なぜなら、具体的に説明する不動産は少ないからです。そこで、お客様が迷わないように快適に過ごす方法を5つ選びました。
具体的な方法は以下の通りです。
1.カーテンを設置する
2.サーキュレーターを設置
3.ブラインドの活用
4.すだれなどで日当たりをカバー
5.明るい印象に変える
物件が決まる前に、ぜひ参考にしてください。
1.遮光、遮熱カーテンを設置する
遮光・遮熱効果の高いカーテンを西向きの窓に取り付けると、外からの熱を遮断できます。通常のカーテンよりも割高ですが、冷房効率が良くなる分、光熱費が抑えられます。
暗くなるのが気になる場合、ミラーカーテン*やレースカーテンなどを選ぶと部屋の明るさも調整可能です。
*外から透けにくいレースカーテン
2.サーキュレーターを設置する
サーキュレーターを使用して、換気を促すのも効果的です。部屋が暑いとすぐにエアコンをつけて部屋の温度を下げたくなりますが、先に部屋のドアや窓を全開にしてから、室内にこもった熱を外に出します。
そうすることで、ある程度室内の温度が下がり、冷房も効きやすくなるのです。サーキュレーターは扇風機とは異なり、背面から取り入れた空気を直線的に排出する仕組みになっているので、窓の方向に向けて設置しましょう。
また、冷房をつけてからもサーキュレーターを併用すると、より効率よく部屋を冷やせます。熱い空気は上方に、冷たい空気は下方に留まる性質があるため、サーキュレーターを使って上手く空気を攪拌(かくはん)させましょう。
3.ブラインドの活用で日当たりをコントロールする
ブラインドは羽根の角度を変えることで日差しが入ってくる量を調節できるので、西向きのへやの日差しを遮りながらも羽根の隙間から採光や通風を確保できます。カーテンと比べると「通気性」に優れているので、通風がよりスムーズです。
4.すだれ・よしず・グリーンカーテンを日差しをカバー
すだれ・よしず・グリーンカーテンを使えば、ブランインドやカーテンの代わりに日当たりをカバーしてくれます。どれも自然素材(植物)なので、内部に空気を含んでおり、断熱性にも優れています。
程よく日差しをカバーして、暗くなりすぎず風を通し、熱を放出可能です。
5.室内を明るい印象のインテリアに変える
午前中は少しでも日差しを取り入れて明るく過ごしたい人は多いはずです。そのような時は明るめの白色を基調にインテリアをコーディネートします。
白色は膨張色のため、開放感のある広がった印象を与える色です。つまり、室内を白色に近い明るい印象にコーディネートすると、お部屋を広く見せる効果があります。
部屋の向きごとの特徴
ここまで、西向きの部屋でも快適に過ごす方法5選を説明してきました。とはいえ、西向きの部屋以外にも物件は多数あり、どれを選べばいいのか迷う所です。
そこで、それぞれの部屋の特徴を向きごとに説明します。
具体的には次の通りです。
●朝から気持ちよく目覚める東向き
●カビが発生しにくい西向き
●人気なので家賃が高い南向き
●日光がやわらかい北向き
ぜひ、参考に物件を選んでください。
朝から気持ちよく目覚められる東向きの部屋
東向きの部屋は太陽が昇る方角なので、朝方の日当たりが良いです。家具の配置によっては太陽の日差しで気持ちよく目覚められるので、朝方の人には向いています。夏場は日光の入る時間が少ないので、比較的涼しく過ごせます。
西向きの部屋はカビが比較的発生しにくい
西向きの部屋は東向きの反対で夕方の日当たりが良いです。夜は比較的部屋が暖まりやすく、日差しが入り込むのでカビが発生しにくいです。
人気なので家賃が高い南向きの部屋
部屋の中で1番人気なのが南向きです。家賃が他の部屋より高く設定されている場合が多く、同じ価格なら他の向きが安いことがあります。また、日当たりの良さから家具や書籍、クロスなども傷めてしまう原因になります。
日光がやわらかい北向きの部屋
北向きの部屋に入る日光は「間接光」で、夏場でも日光がやわらかいと感じます。日の光が一定なため時間の感覚を感じにくく、集中したい時やリラックスしたい時はおすすめです。
ただ、冬は北風が窓に吹き付けるため、結露や湿気が多くなりがちです。湿気が多いと空気も悪くなるので、カビが生えやすい傾向があります。
西向きのマンションでは風水の運気が逃げるの?
西はお金をつかさどる運気になっており、マンションの玄関が西向きであった場合、玄関からお金の運気が逃げてしまうと、風水では言われています。
対策としては、玄関を入ってすぐのところに、天井から床まで届くくらいの大きな鏡を置くことです。鏡は外界からの気を跳ね返すという運気を持っているので、金運が逃げるのを跳ね返します。
鏡を置くだけではなく、鏡はいつでも掃除をしてピカピカに磨きます。そして、玄関を入って正面になる位置におくことがベストです。
とはいえ、マンションの場合そこまでできる人は多くないでしょうから、あくまで参考程度にしてください。
部屋が西向きでも快適に過ごせる:まとめ
ここまで西向きの部屋を選んでも後悔しない方法5選を説明してきました。西向きの部屋は良くないのかお客様の目線で説明しました。
さらにこの記事では、以下の内容についても説明しています。
●西向きの部屋のメリット
●デメリット
●部屋の向きごとの特徴
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