KRS COLUMN · 2026年11月
実家が空き家になったらどうする?
売る・貸す・残す、その前に考えておきたいこと
年末年始を前に、家族で少し話しておきたい「実家のこれから」。
「そういえば、うちの実家、これからどうなるんだろう……。」
普段は仕事や日々の生活で忙しく、なかなか考える機会のない実家のこと。親御さんが元気に暮らしている間は、なおさらかもしれません。
けれども、親御さんが高齢者施設へ入居したり、子どもたちがそれぞれ別の場所で暮らすようになったりして、ある日突然、実家に誰も住まなくなることがあります。
思い出の詰まった家だからこそ、簡単に結論は出せません。今回は、不動産会社の立場から、実家が空き家になったときに考えたいことをお伝えします。
住んでいなくても、家の管理は続きます

空き家になっても、固定資産税などの負担がなくなるわけではありません。庭木の手入れ、換気、通水、雨漏りや設備の点検など、建物を維持するための手間もかかります。
遠方に住んでいれば、様子を見に行くこと自体が負担になるかもしれません。また、長期間使われていない建物は、不具合に気づくのが遅れやすくなります。
その「いつか」が決まらないまま、年月が過ぎてしまうこともあります。
「売る・貸す・残す」には、それぞれ理由があります
空き家の活用方法に、誰にとっても正しい答えが一つあるわけではありません。建物の状態や立地、家族の希望、今後の資金計画によって判断は変わります。

売る
管理の負担を減らし、資金に換えられる可能性があります。一方で、思い出のある家を手放す決断には、家族の気持ちの整理も必要です。
貸す
家を所有しながら、家賃収入を得る選択肢です。ただし、修繕費や入居需要、貸した後に自由に使えるかどうかも確認が必要です。
残す
将来家族が住む予定がある場合などは、維持する意味があります。ただし、管理を担う人や費用、いつまで残すかは決めておきたいところです。
例えば、古い家でも、改修することで住まいとして活用できる場合があります。反対に、修繕に多額の費用がかかるなら、貸すことが必ずしも得策とは限りません。「いくらで売れそうか」「直すのにいくらかかるか」「貸すなら家賃はいくら見込めるか」を並べて考えることが大切です。
実は、家族で話しておくことが一番大切かもしれません
不動産の価格や活用方法を考える前に、確認しておきたいことがあります。それは、ご家族それぞれが実家をどうしたいと思っているか、ということです。
「できれば残したい」という方もいれば、「誰も住まないなら売った方がいい」と考える方もいるでしょう。意見が違うのは自然なことです。だからこそ、いざというときに初めて話し合うのではなく、少しずつ気持ちを共有しておくことが大切です。
- 将来、実家に住みたい人はいるでしょうか?
- 空き家になった場合、誰が管理できるでしょうか?
- 売る・貸す・残す、それぞれについて家族はどう感じているでしょうか?
もちろん、所有者の意向や権利関係の確認も欠かせません。相続が関わる場合には、登記や税金などについて専門家への確認が必要になることもあります。
年末年始、実家の話を少しだけ

年末年始は、普段離れて暮らすご家族が顔を合わせる機会でもあります。
「うちの実家、これからどうしようか」
そんな何気ない一言が、家族にとって大切な話し合いのきっかけになるかもしれません。
急いで答えを出す必要はありません。まずは家族の気持ちを知り、必要になったときに選択肢を比較できるようにしておく。それだけでも、将来の安心につながるのではないでしょうか。
実家や空き家のこと、お気軽にご相談ください
KRS株式会社では、大阪エリアを中心に、不動産の売却や賃貸活用についてのご相談を承っています。「まだ売るかどうか決めていない」という段階でも構いません。ご事情を伺いながら、一緒に選択肢を整理していきます。
KRS株式会社の売買ホームページを見る※本記事は一般的な情報をお伝えするものです。建物の状態、法令上の制限、所有・相続関係、税務などにより、適切な対応は異なります。











