一番気になるところですね!
ではどうすればいいか…、「安くして!」と訴えること=値段交渉になります。
でも初期費用の値段交渉は必ずしも成功するとは限りません!
交渉すること自体は大賛成です。
言わないと下がるものも下がらないですからね。
頑張って言ってみるだけ言ってみましょう!
でも100%の確率ではないので、あくまで参考程度で!
それではどの部分をどのように交渉するのかについて注意点も併せて説明します。
敷金・礼金→下がる可能性=中
敷金・礼金を下げるのって、仲介だけしている不動産屋さんが決めることではないんですね。
これは大家さんが決めることなんです。
この交渉はすべて大家さんの考え方によるものです。
大家さんが物件の管理を不動産屋さんに任せているならば、その不動産屋さんを通じてオーナーに交渉することになるので、不動産屋さんと大家さんとの関係性によっては難しいこともあります。
しかし、長い空室期間をできるだけ避けたいとの考えから、敷金・礼金を下げたり、0円にしてでも貸し出したいというケースがあります。
家賃→下がる可能性=中
下がっても1000円程度、3000円が限界かも!
家賃交渉をしてみても全く下がらないという物件だったらのすごくいい物件だということが多いですね。
めちゃくちゃ下がる物件は怪しいと思うべし!
全部とは言いませんが疑ってもいいレベル!
内見に行く前に家賃交渉をしよう、みたいなこと言うけれど、正直、物件によってさまざまなんです。
できるところもあれば門前払いのところもあります。
「いやぁ、見る前から交渉するの、やめてくれます?」
「とにかく申し込んでくれないとね…(どういう人が言ってきてるのか確認したい)」
というところもあれば、
「あ、大丈夫ですよ。家賃交渉しますよ!」というところもありますね。
家賃交渉に応じるところは、借りてほしい家賃帯よりも上の金額をあらかじめ設定しているんでしょうね。
とにかく大家さんの立場からすると一日も早く住んでもらいたい!という思いなんです。
借りる人の属性が良くって軽い感じの交渉ならば、いったん設定した家賃より下げて契約できる可能性はあります。
仲介手数料→下がる可能性=大
不動産屋さんには実は種類があって大きく3パターンに分かれます。
不動産会社の種類 | 内容 | 仲介手数料の交渉はできるか |
---|---|---|
①仲介だけ | 貸主と借主の間に入って物件の仲介だけを行う 仲介手数料が主な稼ぎ口 | 難しい |
②物件の管理まで任されている | 仲介+大家さんから物件の管理まで任されている 仲介手数料だけでなく管理委託料も入ってくる | 交渉の余地あり |
③不動産会社自体が大家さん (自社物件を持っている) | 自社が大家さんとなる自社物件を持っている 毎月の家賃が主な収入源 | 交渉の余地あり |
仲介手数料を安くしたり、無料にしたりするのは不動産屋さんが決めることなんですね。
①の仲介だけの不動産屋さんは仲介手数料の交渉は難しいと書きましたが、物件によるんです。
実は、貸主からも仲介手数料が出たり、「宣伝してくれてありがとう」の広告料をもらえたりすることで収益を確保しているケースもあるので、一概にも難しいというわけではありません。
また、②、③で交渉の余地ありとしましたが、これも場合によりけりなんですね。
大手の不動産会社は①~③すべて行っているので、強いです…。
でも会社のルールで仲介手数料は必ず半月分+税を請求するところもあります。
【ここで注意点】
✔不動産屋さんに行く前に「仲介手数料は交渉できますか?」と聞いてみるのがベスト!
電話、ライン、メールで聞きましょう。
聞くのはタダです。
後出しでいうと、めちゃくちゃ印象が悪くなってしまうんです。
最初の問い合わせの対応がどうかを見てみましょう。
最初の相談に持ちかけることでどういった対応をしてくれるかが確認できるといいですね!
✔「うちは全物件仲介手数料無料です」という不動産屋さん
実はお客様から仲介手数料をもらわなくても不動産屋さんが儲かる物件があるので、そういう物件しか紹介しないことが多かったりします。
自分が「これがいいな」と思って不動産屋さんに見せると紹介できるにもかかわらず儲けにならない物件(例えば大家さんから手数料などが全く出ない)であれば、
「これはもう決まっていますね」
「この物件はうちでは取り扱っていないですね」
と適当なことをいうかもしれません。
今ではほぼ紹介できない、取り扱えない物件というのはないんですよ!
一部、どうしてもこの不動産屋さんだけが取り扱えるというのはあります。
でもそれは少ないです。
だって大家さんの立場からすると、多くの不動産屋さんに、住んでもらえる人を探すお手伝いをしてもらうほうがありがたいですから。
でも、気に入った物件があって、それが最初から「無料です!」と書いていればわかりやすいし、嬉しいですね♪
24時間サポート、鍵交換代、消毒費など付帯もの→下がる可能性=中
紹介料が入るので、できれば使ってもらいたいんですね、管理会社や大家さんは…。
ここで、知っておいてもらいたいのは、あくまでその物件を管理している管理会社や大家さんの思いなんですよ。
仲介だけしている不動産屋さんはこれを無くすなど決定権はないんですね。
知っておいてね!
気を付けること
上からいくのはやめましょう。
「むやみやたらな交渉はしない」というのも、値下げ交渉を成功させるコツなんです。
色んな交渉事を増やしてしまうと大家さんは「これからも色々言ってくるかもしれない、面倒だ、そもそもちゃんと家賃を払っていけるのか」と印象を悪くし、入居後のトラブルを懸念して大家さんから断ってくることもあるんですね。
「借りてあげている」という態度ではだめなんですよね。
相手も人間ですから…。
不動産屋さんの担当スタッフとしっかり相談したうえで進めていきましょう。
どうしても下がらない物件もあるけれど、対応したスタッフが一生懸命考えくれたかどうか…
でも最初に行ったとおり、入居審査が通らなければ交渉は難しい、まったく意味がなくなってします。
信頼できる不動産屋さん、スタッフを見つけて一緒に審査交渉を進めてくれるというのがベスト!