1〜3月に引っ越すなら、11〜12月のうちにやっておくこと
こんな経験、ありませんか。年が明けてから部屋探しを始めたら、気になった物件はもう申込みが入っていた。内見の日程を調整しているあいだに、次の物件も決まってしまった。
1〜3月は、進学・就職・転勤が重なる部屋探しの繁忙期です。この時期に慌てずに済むかどうかは、年内の準備でほぼ決まります。11月と12月に何を済ませておけばいいのか、大阪市内で部屋探しをお手伝いしている立場から順番にお伝えします。
11月中に「条件の順番」「家賃の上限」「今の部屋の解約予告期間」の3つを決めておきます。12月は相場を見ながら、審査の書類と引越し業者の手配を進めます。物件を本気で選ぶのは年明けからで間に合います。準備が終わっている人ほど、良い物件に最初に申し込めます。
- 繁忙期に年内の準備が効いてくる理由
- 11月中に決めておく3つのこと
- 12月中に進めておく手続き
- 繁忙期によくある失敗と、その避け方
- 最後に迷ったとき、部屋の「居心地」を見るコツ
繁忙期の部屋探しは、なぜ年内の準備で差がつくのか?
1〜3月は、探す人の数に対して空く部屋の数が追いつきません。条件の良い物件ほど、ネットに載ってから数日で申込みが入ることも珍しくない時期です。
ここで差がつくのは、物件を見てから申し込むまでの速さです。気に入った部屋を見つけても、「予算をどうするか」「家族に相談してから」と迷っていると、そのあいだにほかの方が申し込みます。迷う時間を年内に使っておけば、内見したその日に申し込めます。
2〜3月に退去する部屋は、退去の予告が入った1月ごろから募集が出始めます。賃貸の解約予告は「1か月前まで」と決めている契約が多いためです。年明けすぐに動ける状態にしておくと、出てきたばかりの物件を見られます。
11月中に決めておくことは?
条件に順番をつける
駅からの距離、広さ、築年数、オートロック、バス・トイレ別。全部を満たす部屋は、予算の中ではまず見つかりません。譲れない条件を3つまでに絞り、残りは「あればうれしい」に回しておきます。
順番が決まっていれば、内見で「ここは駅から遠いけれど、広さは理想どおり」と判断できます。決まっていないと、どの部屋にも物足りなさが残って決められません。
家賃の上限は「毎月の総額」で決める
家賃だけで上限を決めると、管理費・共益費を足した時点で予算を超えることがあります。上限は「家賃+管理費・共益費」の総額で考えてください。また保証会社の月額費用や、火災保険、24時間サポートの月額費用があったりするので、そこもチェックです!
入居時の費用も一緒に見積もっておきます。敷金・礼金、仲介手数料、保証会社の利用料、火災保険、鍵交換などがかかり、合計額は物件ごとに大きく違います。引越し代まで含めて、手元から出せる金額を先に決めておくと、申込みの場面で迷いません。
今の部屋の解約予告期間を確かめる
今お住まいの部屋の契約書を出して、「解約は何か月前までに申し出るか」を確認します。1か月前が多いものの、2か月前と決めている契約もあります。ここを確かめないまま新居を決めると、前の部屋の家賃を余分に払うことになります。
12月中に進めておくことは?
ポータルサイトで相場を見ておく
SUUMOやHOME'Sで、住みたいエリアと条件を入れて検索を保存しておきます。毎日見る必要はありません。週に一度、新しく出た物件の家賃と広さを眺めるだけで、「この条件ならこのくらい」という感覚が身につきます。相場がわかっていれば、良い物件が出たときにすぐ気づけます。
審査に出す書類をそろえる
申込みのあと、管理会社や保証会社の審査があります。書類が足りないと審査が止まり、そのあいだに別の方へ回ることもあります。よく求められるのは次のものです。
- 運転免許証などの本人確認書類
- 源泉徴収票や課税証明書などの収入がわかる書類
- 勤務先の名称・住所・電話番号、勤続年数
- 緊急連絡先になってくれる方の氏名・連絡先(事前にお願いしておく)
- 転職したばかり・入社予定の方は、内定通知書や雇用契約書
源泉徴収票は年末調整のあと、12月か1月に会社から渡されることが多い書類です。受け取ったら、すぐ出せる場所に保管しておいてください。
引越し業者に見積もりを取る
3月下旬は引越しの依頼が集中し、料金が上がりやすく、希望の日も埋まりがちです。入居日がまだ決まっていなくても、12月のうちに見積もりを取って相場を知っておくと、日程が決まった時点ですぐ予約できます。
年末年始の休みを頭に入れておく
不動産会社や管理会社、保証会社の多くは年末年始に休みます。年末ぎりぎりに申し込むと、審査や契約の手続きは年明けまで止まります。年内に申し込みたい物件があるなら、12月の中旬までに動いておくと安心です。
| 11月 | 条件の順番を決める/家賃の上限を総額で決める/解約予告期間を確認する |
|---|---|
| 12月 | 相場を見る/審査の書類をそろえる/引越しの見積もりを取る |
| 1月〜 | 新着物件を内見する/気に入ったらその日に申し込む |
新居が決まって安心し、今の部屋の解約連絡を後回しにしてしまうケースです。解約予告が2か月前の契約だと、1か月分の家賃を二重に払うことになります。新居の申込みをして、保証会社・オーナーの審査が承認されるとすぐに、今の部屋の管理会社へ連絡を入れてください。
「繁忙期だから急がないと」と焦って、空室であるにもかかわらず内見をせずに申し込むのは避けてください。写真ではわからない日当たりや音、周りの環境は、現地でしか確かめられません。速く申し込むために年内の準備をする、という順番です。
2つの部屋で迷ったら、最後は何で決める?
条件を比べても決めきれないときは、その部屋で毎日を過ごす自分を想像してみてください。帰ってきて玄関を開けたときの明るさ、朝起きたときの光の入り方。こうした居心地は、間取り図や家賃の数字には表れません。
不動産の仕事を始めるにあたって、個人として風水と氣学を学びました。部屋選びの最後は、数字では比べられない「ここで暮らしたいと思えるか」で決まることが多いからです。その感覚を言葉にする手がかりとして、学んでおけばお客さまの役に立つと考えました。
いまはご希望のお客さまにサービスとして成約時にお伝えしています。気にされない方に押しつけることはありません。
内見で見ておくと、住んでからの居心地につながりやすいところを挙げます。
- 玄関:明るさと、靴箱に家族の靴が収まるか。物があふれにくい玄関は、帰ってきたときの気分が違います。
- 寝室:ベッドをドアの真正面に置かずに済むか。落ち着いて眠れる配置がとれるかを見ます。
- 水回り:浴室や洗面所に窓か換気扇があり、湿気がこもらないか。
- 窓と光:いちばん長く過ごす部屋に、どの時間帯に光が入るか。
どれも、風水を気にしない方にとっても暮らしやすさの確認になります。引越しの時期や方位まで見てほしい方には、私が氣学を使ってご相談に応じています。
1〜3月の部屋探しは、年内の準備で決まります。11月は条件・予算・解約予告期間を決め、12月は相場・書類・引越し業者の手配を進める。ここまで済ませておけば、年明けに良い物件が出たとき、その日のうちに申し込めます。最後に迷ったら、数字では比べられない居心地にも目を向けてみてください。
KRS株式会社は、大阪市西区京町堀の不動産会社です。大阪市内、とくに中心部の物件をよく知っています。夜間やオンラインでの内見にも対応しているので、平日は仕事で動けない方も年内からご相談いただけます。
TEL:06-6676-8586(大阪府知事(2)第61443号)











